スリップのお願い

2000年10月13日
はぁ。
なんだか毎日バイトに行ってると疲れるわ。
ここの店は夜10時まで営業してるので、残務処理したら余裕で11時退勤になるのよね。
生活のリズムが乱れて乱れて・・・。
それでも時給は750円なんだから嫌になっちゃうなぁ。

今日はスリップの整理をしました。
スリップとは、本のなかに入ってる、シオリみたいな二つ折りの紙のことです。
立ち読みをしてて、とっても邪魔なあの紙です。
アレをレジで店員が回収して、そのデーターで本の管理をします。
スリップには本の名前から著者、出版社、コードに値段と、本のデーターが全て書き込まれてます。だから本屋側にはとても大事な紙なんですよ。

普通あれは二つ折りになっているんですが、それにも理由があります。
片面は売上票。
その裏面は補充票と、きちんと役割分担されてるんですよ。
私たちはレジで抜き取ったあの紙を二つ折りしている折り目で切り離し、売上カードと補充カードの二枚にします。
それで補充カードを使って本の在庫数を管理し、売上カードを使って、出版社からお金を頂くのです。
つまり集英社なら集英社、新潮なら新潮といった具合にスリップを仕分けして、ある程度枚数をまとめて送るとあちら側から報奨金が頂ける仕組みなんです。
(参考書とかフランス書院(分かる人には分かる出版社ですよね・・・)なんかは、スリップにこれ一枚で30円とかって書かれたものもあります)

というわけで、あのペランペランな紙は、本屋にとってとても大事な紙なんですね。
だから社員さんにも絶対に抜き取るようにと厳命されてるんですけど、これがなかなか難しいんだわ。
お客様によったらスリップを本の変な隙間に隠してしまう方もおられるので、レジでお客様を前に、本をゴソゴソ調べるというハメになってしまんですよ。
だからもし次に本を購入なさるときに、レジでスリップを抜き取りやすくしてくれたら、店員にアリガタがられること間違いないです。
っていうか皆しろって気分。
特に学生!
参考書からスリップ抜き取るな!
そしてエッチな本を買う人も、店員に中身を見られたくなかったらスリップを取りやすくしといてくれ!(っちゅうかぶっちゃけた話、やおい本のことなんだけどさ。こっちだって好きで濡れ場のイラストの部分を、お客の羞恥心を煽るようにパラパラめくってるんじゃないんだってば・・・。できることなら表紙すら見ずに、そっとカバーをかけてあげたいんだよ。同じ嗜好者の自分としては。だからね、フランス書院っちゅうかラピス文庫のスリップは、なるべく抜き取りやすくしてねって気分なわけよ)

以上、少し心に思うことなのでありました。

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