天竺 大阪屋

2000年9月19日
本屋さんバイト歴一年と数ヶ月の、まだまだ本屋の店員としては未熟者なこの私ですが、この日記ではなかなか知ることの出来ない(のかな?)本屋さんの裏舞台とかをバラしてこっかなぁなんて考えています。

えーとですね、私は地元の小さな本屋で働いていたんですけど、ちょっと色々ありまして、この度別の本屋さんに鞍替えすることになりました。
というか、その本屋さんはまだ出来ていないので、今は目下本屋さんを作っている段階です。
いわゆるオープニングスタッフとして入店したんですけど、この本屋さんは社員さんが数人にバイトが二十人という大所帯です。ちなみに以前働いていた本屋さんは全員あわせて七人でした(・・・おいおい)。

んで、とりあえず今日は、大阪にある「大阪屋」さんという、関西圏の本屋さんでこの名前を知らなければモグリ決定というくらいに有名な、本の総問屋さんの倉庫に行って参りました。
えっとですね、この大阪屋さんというところが、全国にある色々な出版社さんと本屋さんを繋いでいるんです。そりゃ前に働いていたような、個人経営の小さな本屋さんから、大きな所だとジュンク堂までも手広くエリア拡大している問屋さんなんです。
ハッキリ言って、あそこは本屋の店員にとって天竺のような所です。
毎朝ソコから雑誌や新刊が届き、売れ残った雑誌や本は再びソコへ返品されていく。
その書籍関係の流通の要の倉庫に行く機会なんてそうそう在るもんじゃありません。
もう私感動してしまいました。

スゴイですよ、あそこは。
そこには発売前の雑誌が、文字通り山積みされているんです。
JJとかViviとか。
今日はLalaもありました。
昨日はそういやサンデーとかもあったな。
とにかく巷じゃまだお目にかかることのない代物が盛り沢山なんですわ。
いやぁ、垂涎っす。

んでその天竺で何をしていたかと言いますとですね、今建築中の本屋に搬入する本が既にもうその倉庫に入荷されているんです。
その入荷されいてる本はダンボール箱に詰められているんですけど、その梱包を解いて各ジャンルに仕分けするんです。
そしてジャンル毎に分けられた本を再び梱包して店に搬入してもらうんです。
そうしたら店で棚に本を並べる時に楽でいいでしょ?
って感じなんだろうなぁ。
でもこの作業、おっそろしく体を酷使します。
非常に疲れましたよ、もー。
倉庫だけあって埃っぽいしね。
全身ススまみれっすわ。

そういや一軒の本屋に入る本をダンボールに換算したらどれくらいか予想つきます?
ざっと2000箱くらいです。
今日600箱サバキました。
先は長いです。  
            

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